2012年4月21日土曜日

絶 対 的 慈 悲


絶 対 的 慈 悲       Index  科学教という宗教

ru_ccaさんは只今遍歴放浪の旅行に出かけて留守をしております。彼女も「色々と考えてみようかと思っています。」と言っておりますので、留守番役waya4も皆さんとともに一緒に考えて見ようと思います。

    慈悲
 幼い時から生活の隅々で仏教用語「慈悲」が日本のあちこちで気軽に使われ、脳内に無意識にマインドコントロールされてきた。したがって、脳の成長過程における一念三千の世界において、全ての人間の「慈悲」の捉え方は異なる。
      Wikipediaによれば無縁こそ仏の慈悲とあるが、俺とは関係ないといえない。
            

 仏の慈悲というからには、大脳の中で生ずる感情的な哀れみ(衆生縁)による相対的な「慈悲」ではない。絶対的な「慈悲」でなくてはならない。
  絶対的な「慈悲」とは何か?
 絶対的なものは自然現象の流れ、熱力学の法則に乗って流れる流れしかない。その中での人間の位置づけから導き出される「慈悲」、それは個々の生命にとって厳しい悟りとなるだろう。その厳しさをどう捉えるか、脳内回路でどう構築するか。 

 続きを待っています。

 

>>絶対的な「慈悲」とは何か?

 我々は始めに生物の進化論を認めなければならない。認めようと認めないとに関わらず生命は進化してきた。


彼の縞と私たちはいやされた

    生物とは何か。
生物はenergyを外部環境から吸収し、熱energyに変換して生化学反応系を維持および増殖する系だ。生物を食して生化学energyを得、体外から熱energyを得、生化学反応系を維持し、余力のenergyで子孫を残すという増殖の系だ。

  その進化とは何か?
 生物の維持energyが外部から供給できる間は進化する必要が無い。しかし、増殖した生物の一部は他所の環境下に拡散し、生体の維持energyを供給せざるを得なくなる。外部環境が生存に適さなければ、滅びるか、より多くの体内にenergyの蓄積をして生き延びる必要がある。それはDNAを変化させて(実際はランダムに突然変異していて、外部環境下で取捨選択されている)energyの奪い合いの強い、優性な形態になってを生存することだ。つまり、DNAコードを書き換えて新たな種が生まれる。その種は、その外部環境下では過剰なenergyを集めるために増殖が起きる。

  energy蓄積軸の最大な進化軸は人間を頂点とする系
そのenergy蓄積をするような方向に、最も大きく進化したのが人間の進化軸だ。人間は身の回りの外部環境下のみならず、地球上の至る所から様々な形でenergyを集め、生存に使用している。

  その結果.1
 人間は生存のために科学文明という形でenergyの蓄積を促進した。energyの過剰な蓄積は増殖をも促進し、人類生存に必要なenergyは相乗的に加速する。


非常に病気である誰かのためtehillim

 その結果.2
 進化の基本法則として過剰なenergyの分配は強いもに多く、弱い者に少ない。進化は優性遺伝を残すことを基本とする。強い者はenergyを集めてより知識や体力の持つDNAを、弱い者は昔のままのDNAを持つことになる。特にDNAコードに大脳を発達させた人類は、成長過程で思考の能力差は有意差が明確になるほどに開く。

 これは進化の基本原則、 この現象を「慈悲」はどう織り込むか・・・

人間の存在とは、何なのでしょうか?
人間のみが、外部環境から、熱energyに変換して体内に取り入れることを、「科学技術」を利用している。人間以外の生物は、自然と共存するしかないのだが、人間のみが、「自然を克服した」とうそぶいている。「自然克服」は、実は「自然破壊」であり、ついには、地球をも破壊しようとしている。
 現人類の進化の後、超人類が出現するなら、それは、現人類によって破壊された後の地球に出現するのだろう。それとも、「慈悲」によって現人類は、滅亡を免れるのだろうか?
   まあ、どちらにせよ、なるようにしかならない。(勿論、我々現人類は、地球温暖化防止等、地球環境保全に努力している。)

 

>人間以外の生物は、自然と共存するしかないのだが、

 蜂や蜘蛛などはほぼ自然との共生だろう。蟻は地面に穴を掘たり、大きな蟻塚を作って生活圏を確保するから、若干地球を改造する。自然界から集めたenergyを使って地球の一部を変えた。

 哺乳類にもなると、生活圏を確保するために鼠は板切れを噛み砕き、ビーバはダムも作る。でもまあ、猫や犬・・・摂取するenergyは自然界のenergyバランス状態を変えるほどでもなく、無駄なく利用して自己生命の維持に使用している。


イーライは、名前を何を意味している

 人類の類縁の系は少し環境破壊の方向を持つ。大脳による思考がウエイトを持ってくるので、意識的に木を折って蟻を木の棒を加工して釣る、石を割って道具を作る。 人族(ネアンデルタール人、我々ホモサピエンス)ともなると火の使用が起こり、摂取した餌を料理する技術を獲得し、焼くということでenergy吸収効率が飛躍的に増進した。そのenergyは外部環境を生存に適するように脳内思考に使われ、energy蓄積の進化軸が加速した。世界中の化石燃料が集められ、世界中の食料燃料(生化学energy)が、世界中の化学energy、物理energyが集められる。

 人類全体としては、自然から膨大なenergyを集める系だ。しかし、個人レベルで見れば、自然淘汰の競争原理はそのまま維持されている。夫々の個人の目的の無い交尾したいという欲望が、増殖という結果を残し、行き抜いた者達が苦労して新開地を開拓し、それぞれに拡散を続ける。そして、最近になると世界は完全にグローバル化し、民族の孤立した系はなくなった。世界の中のenergyの多く持つ者が、時間軸のグローバル化の流れに沿って生き延びた。
夫々の地域に住むEnergyの分配に与れない者(我々庶民)は、時間軸に対して平面蛙のようにその場暮らしを楽しんでいる。その中でDNAに刻まれた生存競争がある。グローバル化の大きなenergyの流れに翻弄されながら、誤差のような僅かなenergyの奪い合いをしている。DNAコードにしたがって。

   ここで「絶対的慈悲」のtheme
"
夫々の個人の目的の無い交尾したいという欲望が、増殖という結果を残し、行き抜いた者達が苦労して新開地を開拓し、それぞれに拡散を続ける。"これは生物全てに共通するDNAに刻み込まれたコードだ。


 親はDNAに刻まれた「子供は可愛い」という感情にしたがって、自分の家族の繁栄を期待する。自然淘汰されても?・・・ という我が子に、己のenergyを分配し子供の生存環境を確保し生き延びさせる。そして、風船のように家族のどの部分も大きく膨らもうとする。Energy消費の少ない時代はそれでよい。しかし、この形態の蓄積は結果として、生命の進化の基本である自然淘汰を阻害する。
 この自然社会で生き残れるenergyと人間作った環境の間の無駄なenergy gap、ここに大きな問題がある。

生命は誰でも生きたい。それはDNAにコードされたモノ、
 そして、その流れは、
一生懸命に生きた一人の人間が老人となり生が終わったと思っても、"安楽死したくても死なせてくれない環境が、しかし、病床で苦しんでも生きるために何もしてくれない環境"が人間の社会にある。
・不良遺伝子を持つものを救済することが美徳という風潮がある。
・快楽を伴うそれぞれの要望をどう扱うか

人それぞれですね。
ムード(感情)だけでお付き合いをしても解決できないですから。

  PS.
感情は大脳を持つ哺乳類の意思伝達手段。
ミラー細胞を通して感情を共有する。

 多くのデータベースを持って論理的思考できるのは、はまだ一部の人間だけだ

         科学教


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