2012年4月8日日曜日

2ちゃんねる - Wikipedia


2ちゃんねる(にちゃんねる)とは、日本最大の電子掲示板サイトである。略して「にちゃん」「2ch」などとも表記される。

2ちゃんねるは、いくつもの電子掲示板の集合体である。オープンは1999年5月30日。西村博之(通称「ひろゆき」)、中尾嘉宏(ハンドル名「夜勤 ★」「FOX ★」)のほか、削除人などで構成される運営陣によって管理されていたが、2009年1月2日にシンガポールの「PACKET MONSTER INC.」という企業に譲渡されたと発表されたが実態は不明[1][2][3]。2012年3月、この「パケットモンスター」は運営実態のないペーパーカンパニーで、管理は引き続き日本で行われていることが判明した[4]

掲示板利用者は2ちゃんねらーと呼ばれる(「ねらー」、「ちゃねらー」とも略称される)。

「ハッキング」から「今晩のおかず」まで』というキャッチフレーズの通り、2ちゃんねるの中では幅広い分野の話題が投稿されている(2ちゃんねるの板の一覧参照)。2ちゃんねるに関連した出来事、あるいは発信源として起きた出来事は2ちゃんねるの歴史を参照。

2ちゃんねるは、「あやしいわーるど」や「あめぞう」などの一部利用者から「痰壷」(たんつぼ)などと蔑んで呼ばれることがある。しかし、開設者の西村博之は、それをブラックジョークとして、2ちゃんねるのトップページに「壷」を表示していた。このトップページの画像は、イベントや各種出来事に連動して変わることがある(#その他を参照)。

2011年現在、主としてアメリカ合衆国カリフォルニア州サンフランシスコ365 Main社運営のデータセンターにある、Pacific Internet Exchange所有スペースにある約60台のサーバ群で運営されている。OSにはFreeBSDを用い、数年にわたって改良が続けられてきた投稿を受け付ける掲示板システム群(各ユーザはこれらの入っているサーバにアクセスする)と、各種ロギングや投稿チェック、そして「実況」と呼ばれる最大で秒間数百以上にのぼる大量投稿を捌く…などの役割を与えられたバックエンドシステムによって構成されている。

主要な運営資金源は、サイトの広告や、2ちゃんねるビューアと呼ばれる過去ログ有料閲覧システム(過去に存在したスレッドの内容を閲覧できるシステム)と言われている。

2ちゃんねるへの書き込みや、スレッド立ちあげは無料である。

2ちゃんねるの前身は西村博之が1998年に開設した掲示板「交通違反の揉み消し方」からと言われている。開設趣旨については、・スレッドフロート型掲示板群「あめぞう」のサーバ不調をうけて、これを事実上引き継いだというもの、・自身が書き込んだギャグで笑いを取れなかったことに嫌気がさした管理人が独自の掲示板を作ろうとした、というものまで諸説がある。「2ちゃんねる」の名は、あめぞうを1チャンネルとして、その次の掲示板であることより付けられたといわれる。

2ちゃんねるの開設日は1999年5月30日とする説が有力。2ちゃんねるの元となった「あめぞう」がスクリプト荒らしなどに苦しんでいた時期に避難所として設立された。その後あめぞうが閉鎖され(1999年12月30日)、多くのユーザーが2ちゃんねるに移動した。

それ以前は「数ある掲示板の中の1つ」という程度の存在で、話題に取り上げられた芸能・著名人本人が実際にスレッドに書き込みしてもそれほど騒ぎにならなかった(例・糸井重里や夏目房之介など。特に夏目は降臨直後に生出演した『NHK BS漫画夜話』において、「いやぁ~、年甲斐もなく掲示板であつくなっちゃって、寝不足です」と語っている)。

メディアで流れた『新世紀エヴァンゲリオン』の結末を巡るネット上の議論がきっかけで作られたと言うのは全くの嘘である。また、当初1ちゃんねる~30ちゃんねるまでの「ちゃんねる」を称した親戚の掲示板が存在しており、それらの一覧のコピペも2ちゃんねる内で出回っていた。また、31以降の数字を用いた「ちゃんねる」を称するサイトもあるが、これらは名前だけで2ちゃんねるとは全く関係ない。1ちゃんねる~30ちゃんねるは、時とともに荒らし、少数アクセスによる閉鎖や合併が相次ぎ、2009年時点では、1、3、5、6、7、8、10、15、18、25が残るのみとなっていた(2012年現在は不明)。ただ、8月危機の時など非常時には2ちゃんねる住民達の避難所として頼られている存在である。

[編集] 利用者数および年齢層

ネットレイティング社の調査によると2ちゃんねるの利用人口は1170万人である(2009年現在)[5]。上記の調査では職場での利用時間比率が全体の約3割を占めている。

ITmediaの調査によると、年齢層は10代が20.0%、20代が15.0%、30代が30.7%、40代が21.9%、50代以上が12.5%となっている。この調査は訪問者数の統計であり、例えばブログ利用者は2005年から2006年までの1年間で2倍の2000万人超となっている[6]のに対し、2ちゃんねるは、ブログ、SNS(mixiなど)、動画投稿サイト(Youtube、ニコニコ動画等)、携帯電話専用サイトなどの、他のCGM系サイトの台頭の影響もあり、2003年の770万人から2割程度の増加に留まっている。また、Alexa Internet社の世界ウェブサイトのアクセスランキングでは294位、参考のデータとして、Yahoo! JAPANは17位、Google日本は58位、FC2は61位、mixiは89位である[7]。2004年は34位だった2ちゃんねるは、年々相対的に順位を下げており、書き込み数の方も2005年をピークにやや減少傾向である。

また2009年11月の大量規制時にはアクセス数・書き込み数ともに一気に減少、2010年、前記規制事件の影響を受け利用者離れが進んでいる。あやしいわーるどII参照のこと[要検証 ]

[編集] 掲示板のシステム

2ちゃんねるはスレッドフロート型掲示板と呼ばれる形態を採っている。

それぞれの掲示板は、「カテゴリ」と呼ばれる大きな分野単位(ニュース、食文化、ネット関係など)で区切られている。

そして、その中で分野ごとに「」(いた、掲示板)と呼ばれるジャンルに分けられている。2ちゃんねる内には多くの板が存在するが、利用者数は板によって大きく異なる。極端に利用者が少ない板は過疎板と呼ばれ、その逆に極端に利用者が多い板は過密板と呼ばれている。

更に、各板には、その分野に属する話題ごとに細かく分けられたスレッド(スレ)が存在する。掲示板への書き込みや閲覧は、このスレッドの中で行われる。スレッドに書き込まれた文章をレス(レスポンス=返信の略)と呼ぶ。

2009年現在、およそ730個の板があり、各板には数十から数百のスレッドがある。板は時折新設されるほか、「バーゲン板」のように特定の季節にだけ開設される板もある。2002年5月-6月には2002 FIFAワールドカップ実況板(4板)、2004年8月にはオリンピック期間中限定の専用板が新設されたこともある。また過去には、管理人・西村博之の誕生日に、彼を祝福することのみを目的とした板が新設されたこともある。

各スレッドでは、匿名での投稿が可能となっており、利用者が名前を入力しないで投稿を行うと、板ごとに設定された仮の名前が自動的につけられるようになっている。仮の名は「名無しさん」を基本として板により様々なバリエーションがあるが、ほとんどの利用者は匿名で投稿を行うため、一見すると「名無しさん」という名前の人間が連続して投稿を行っているように見えることがある。このため、以前は「名無しワールド」と呼ばれることもあった。

基本的には規制されなければ(#規制参照)誰でも書き込むことができるが、規制情報板と●板は書き込みが制限されている。規制情報板は2ちゃんねるで規制されているプロバイダーの情報を掲載しているという理由から、規制に関わる規制人や報告人しか書き込めない。●板は●(2ちゃんねるビューア)を持っている人のための板であるため、●を持っていないと書き込めない。閲覧に関しては制限はない。

なお、電子掲示板全般においても2ちゃんねるの存在は特異なほどの規模であり、このため機能や形態などが2ちゃんねるを参考に作られた掲示板は数多く、また方々に存在する。その類型は無数に存在するため割愛するが、単に同種のスレッド表示型から、インターフェイスから使用背景画像まで似せたものまで様々である。

[編集] スレッド

[編集] 概要

2ちゃんねるでは、一つのスレッドに投稿できる書き込み(成功)数が1000回または、データ容量が約500KB(キロバイト)までと制限されている[8]

人気のあるスレッドでは投稿数が1000回に近づくか、スレッドの容量が約500KBに近づくと「2スレ目」や「Part2」などと連番をタイトルにつけた次のスレッドを作成し、スレッドが終了する前に次スレへと誘導するパターンが定着している。次スレを立てる人をあらかじめそのスレッドのルールとして決めておくことも多い(900回目の書き込みをした者が次スレを立てる、など)。

また連番には、スレッドの話題に関係ある助数詞を用いることも多い(学校関連スレなら○時間目、事件関連スレなら○件目、2ちゃんねる各板にある「ホームランスレ」なら第○号など)。他にも語呂合わせが使われることもある。

参加者の人数や書き込み数が増加し、特定のサーバの負荷が高くなった場合には、一般のブラウザではアクセスできなくなる「人大杉」(=「人が多過ぎる」)と呼ばれる現象が発生することがある。この状態で板を利用するには、2ちゃんねる専用ブラウザを使用する必要がある。

また、上記の「容量上限制」を逆手に取ったスレッド潰し(巨大アスキーアートなどをいくつも貼り続ける事で容量オーバーに追い込み、書き込みをできなくする)がされることもある。

通常の板での1スレッドが消費された最短時間は2分といわれる(テレビ等で何らかの発表やサッカーのゴールなどがあった瞬間のほか、実況板などでは1分以内に1000レスがつくこともある)。

[編集] 終了後

発言数が1000番を超えたスレッドの1001番目および、データ容量が約500KBを超えたスレッドの次番目には、もう書き込めないことを表す表示(板によって異なる)がされ、書き込めなくなる。書き込めなくなったスレッドは、数時間後に板のスレッド一覧から削除される。

以下では、スレッドの終了に関する2ちゃんねる特有の用語を説明する。

dat落ち
終了したスレッドが圧縮判定か即死判定(後述)にかかり、掲示板のスレッド一覧から削除された状態。
dat落ちしたスレッドは通常のウェブブラウザでは見ることが出来ない。「●(まる、2ちゃんねるビューア)」と呼ばれる有料閲覧システムと2ちゃんねる専用ブラウザを併用するか、または2ちゃんねる検索で50モリタポ(ポイント)を払えば、自由に読むことだけはできるようになる。
それ以外で閲覧する方法には、外部サイトの「みみずん検索」、「ミラー変換機」などを利用する、などがある。また、時間はかかるがHTML化を待つ、と言う手もある(後述)。
圧縮判定
スレッドの数が板ごとに設定された一定数(400個、500個、600個など)に達するとこの判定が行われ、板の中で書き込みが最後に行われたスレッドから順に、板ごとに設定された数(100個など)のスレッドがdat落ち状態になる。
即死判定
書き込み数が980回以上か、データ容量が板ごとに設定されたある容量以下(5KB以下、30KB以下など)という条件を満たす時にこの判定が行われ、最後の発言から丸24時間以上経っているスレッドはdat落ち状態になる。書き込みの多い板では最後の発言から12時間、6時間と判定がより厳しくなっている所もある。また、実況系板では一定の時間が経過するとスレの書き込み数に関係なくdat落ちする判定がある。
HTML化
スレッドのデータがHTML化され、過去ログ倉庫に掲載されている状態。通常のウェブブラウザで読むことができる。しかし最近ではスレッドのHTML化が行われることは少ない(運用情報板などの運営カテゴリに属する板は例外)。

[編集] 名無し

名前欄を無記入で投稿した場合、「名無しさん」もしくは、その板に準ずる名前が自動的に書き込まれる。

この「名無し」のシステムにより、利用者間の個人的な交流が減少した結果、以下のような特徴が生まれた。


神は助ける
  • メールアドレス欄にもメールアドレスが書き込まれないことが多い
    (スレッドを板の上位に上げないようにするときメール欄に「sage」を書き込む、スレッドフロート式のシステムも原因の一つ)
  • 敬語がほとんど使われない(板によって傾向は異なる)
  • 簡潔な会話をよしとし、個人的な事情などは不要とする雰囲気のスレッドが多い
  • ハンドルネームをつけた人間(固定ハンドルネーム、略してコテハン)が忌み嫌われる
    (板によって傾向は異なる。また、煽り荒らし行為の口実とされる場合が多い)

敬語が使われないことについては「わずらわしさがなくてよい」という肯定的な意見と、「無味乾燥、殺伐としている」という否定的な意見が存在する。肯定的な意見の多くは2ちゃんねる利用者のものであり、否定的な意見の持ち主は2ちゃんねるをあまり利用しない層と、比較的はっきり分かれている[要出典]。 「名無し」について、管理人のひろゆきは「例えば安倍首相(当時)が実名でネット掲示板に書き込んだら議論どころじゃなくなる。純粋に議論をするのなら、人格は無いほうがしやすい」[9]「ほかの日記やブログサイトというのは、個々人のコミュニケーションが目的としてサイトが作られているわけですが、2chの場合は情報を蓄積することを目的としている」[10]などと語っている。
「名無し」のシステムは、あめぞうより引き継いだものである。

[編集] ID

2ちゃんねるでは、ID機能を取り入れている板がある。これにより、名無しの匿名性を利用した自作自演を防ぐ効果がある。

IDは、強制的につく板、任意でつく板(メール欄に文字入力すると ID:??? と表示される)、表示されない板の3種類である。IDは主にIPアドレスと日付の情報を暗号化したものが使用される。この機能は、利用者が個々の書き込みについて、書き込んだ者を特定・名寄せすることを意図したものではない。

ID機能は自作自演をを防止し、無意味なレスをつけてスレッドを浪費することを緩和する。従って、過疎板において、仮に荒らし(スレッドに関係のない書き込み、またはそれをする者)が常駐して全く機能しないスレッドがあったとしても、それを理由にID機能の導入を申請しても運営側は受け入れない。

なお、管理者側はこれを考慮して、無責任な書き込みを減らす一環として、2004年11月頃から「b>キャップ★

2ちゃんねるでは、運営にかかわる各種のボランティアなどに対して★(騙り防止の星印)が発行される事がある。

これは主にキャップと呼ばれ、トリップ導入以前はメールを送れば簡単に手に入れることができた。用途に応じた種類があり、代表例として「削除人★」「案内人★」「記者★」など。キャップは、キャップを管理している運営陣が不定期にメールで公募する。論文を書いて、合格しなければならない場合もある。スレ内で活動する、トリップを使用している◆(ひし形)がついたコテハンとは違い、スレッド(スレ)外の利用者の目には触れにくい運営の部分で活動するのが主な特徴である。

また、2ちゃんねる中の質問スレッドで時折出る「どうしたら削除人になれるか?」という質問だが、詳細な実態は不明である。こぞって「そういう質問をしないことから」が謳い文句だが、これはいわゆる「くれくれ君」を除外するためであり、そういう質問をせず自力で削除人になる方法を探し出せる人物が求められているということらしい。肝心の手続きは、案内人(案内人制度以前は復帰屋)から下積み修行を行い、募集に応えること(および他の削除人からの推薦)で手にできるということである。

キャップ保持者はその情報を漏らすことを固く禁じられており、スレ立ての際の不手際などによりキャップを漏らしてしまった場合、直ちに上位管理者に報告しなければならないとされる。キャップを漏らしてしまったことにより、二軍降格などの懲罰も存在する。

2011年1月6日、個々人の漏らしではなく、ハッキングツールにより過去最大級のキャップ情報の流出が起こった[11]

[編集] キャップの種類

削除人
削除屋とも呼ばれ、2ちゃんねる内の発言を削除する権限を持つ。
復帰屋
削除人への応募資格を持ち、削除整理板・削除要請板など削除系の板でアドバイスなどや板復帰(各掲示板のスレッド一覧が壊れた際の修復)をしていたが、耐障害性の向上による形骸化が進んだ上に、案内人制度が導入されたため新規募集は停止。
案内人
削除人への応募資格を持ち、削除整理板・削除要請板など削除系の板でアドバイスなどをする。復帰屋が板復帰のできなくなった様な立場であるが、何故か板復帰のできる案内人も存在する。たびたび募集している。
復帰補
2004年に板復帰の権限が運用情報板や規制議論板の一部の固定ハンドルに与えられた際、キャップ持ちでなかった3名に与えられた。削除人統括者の管轄下になく、復帰補であることは削除人への応募資格にはならない。[12]
記者
ニュースカテゴリ内で、スレッドを立てる権限を有する。名前の後に付く「★」が顔文字でペンを持つ手として用いられることの多いφを加えて「φ★」となる。
お止め組。
2004年の夏に設立された組織。実況によるサーバー負担を防ぐために実況中のスレッドを止める権限を有する。

その他、色々なことが自由に出来る上級運営人なども存在する。例えば「root▲▲ ★」氏はその名の通り、管理者特権が使用できるサーバのシステムチューニングを担当している。

「記者φ★」がどんなスレッドを立てているかは、+板 最近立ったスレ / 記者別一覧で一部垣間見ることが出来る。

[編集] (旧)キャップ

(旧)キャップとは、コテハン騙り防止のためのシステムであった。名前は「騙り防止」→「帽子」→「キャップ」に由来する。管理人であるひろゆきにメールで申請することによって取得できた。投稿者名欄に事前に発行されたパスワードを入力することによって使用する。

例:「二桁%」という投稿者名に「po5253」というパスワードのキャップが設定されていた場合、

  • 投稿者名欄に「二桁%」と入力……表示は「"二桁%"」
  • 投稿者名欄に「po5253」と入力……表示は「二桁%」
  • 投稿者名欄に「ヘタレ二桁%ノック派」と入力……表示は「ヘタレ"二桁%"ノック派」
  • 投稿者名欄に「ヘタレpo5253ノック派」と入力……表示は「ヘタレ二桁%ノック派」

なお、スペルミスなどの理由で漏れてしまうことがあった。fusianasan機能は、元々漏れてしまったパスワードの対策目的であった。fusianasan機能とは、2ちゃんねるに投稿する際に、名前欄にfusianasanと記載することで自分のパソコンなどの機器のホスト名を2ちゃんねるに公開する機能である。コテハン機能とは別に個人を証明するために存在する機能でもあるが、fusianasan機能を知らない2ちゃんねらーを騙し「危険な情報が裏2ちゃんねるにある」と偽り、名前欄にfusianasanと書かせ匿名性を無くさせるような投稿が多い。これに騙され、業務中に2ちゃんねるを使っていたことが判明した一般の公務員や会社員も多数いる。

なお、パスワードは2000年6月頃から既に流出していたが(掲示板cgiスクリプトの流出)、同年12月、固定ハンドルユーザーの1人によりロビーに転載され、同日に対策され、現行のキャップシステムに変更となった。

現行のシステムで実際に使用するときは、メールアドレス欄に「#」とその後ろにパスワードを入力する。するとサーバーに登録されている「ハンドルネーム★」での書き込みとなる。名前欄になにかしらの記載がある場合、ハンドルネームの前に「名前欄の記載内容@」が付加される。通常、メールアドレス欄において「#」以降の文字列は無視されるため、万が一スペルミス等があった場合でもパスワードが漏れる可能性は低くなっている。

[編集] 規制

プログラムを利用した大量投稿などを阻止するために、ホスト規制がしばしば実施されることがある。その際、該当ホスト利用者が巻き添え規制されることがある。ホスト規制は運営による恣意的な判断が認められているため、内容如何によっては1回の投稿でも長期のホスト規制がかけられることがある。

  • 2008年8月20日にasahi-netの動的IPのユーザーに対して全板においての永久規制を行った。きっかけとなったのは、asahi-netを通じて各板において荒らしを行ったユーザーが一人現れた為であるが、動的IPであったためホストを特定できず、asahi-netの動的IPのユーザー全てに永久規制をかけることとなった。これに対してasahi-netのユーザーである2ちゃんねらーからは多くの不満が出ている。
  • 2009年3月中旬から7月中旬にかけて、「ソフトバンクBB」ユーザー(bbtec.net)の利用を全面的に禁止(全サーバー規制)する措置を運営側が取った。これは個人情報を幾度も垂れ流す悪質なユーザーが現れたためだが、本来ならばそのユーザーが送信したと思われる地域のみに特定し運営側が規制を行なうことも可能であると言われているものの、ソフトバンクのユーザー全員を巻き込んで規制された(このユーザーは他のプロバイダーでも同様の行為をしており、ネットカフェから投稿していたことが後に発覚した)。
  • 2009年の衆議院選挙に関連して民主党関連の批判記事を大量コピーペーストしたホストに対して規制がおこなわれ、その後同様のコピーペーストが行われると1回で規制が発動され批判を招いた。同様に規制を妨害したり(「記念カキコ」)1度ブロックされた大量コピーペーストが再度投稿されると「見せしめ」と称して規制発動されるなど、規制については掲示板の公共性をまったく容認しないスタンスで終始しており、運営による恣意的管理が広く認められているのが特徴である。
  • 2010年8月現在先に述べた動的IPに対しての規制のためKDDI・OCN・EMOBILEなどの大手ホストからの書込みはほとんど出来ない状態が続いている。
  • 2010年8月以降スレを埋め立てる埋め立て屋が現れて、運営側が埋め立て屋の件に関して長期間規制をかけているため書き込みが出来ない状況になった。
  • 2011年3月中旬、Cookieを使った書き込みレベル規制「忍法帖」が導入された。

[編集] 2ちゃんねるの別名

一般的にはそのまま「2ちゃんねる」のほか、「2ちゃん」、「2ch」といった呼び方が広く浸透している。

他には希に「名無しワールド」(#「名無し」の存在 も参照)などと呼ばれるほか、「痰壷」(たんつぼ)などの蔑称も存在する。このような蔑称を使用している者は主に「あめぞう」、「あやしいわーるど」などといった、2ちゃんねるの前に勢力を誇った掲示板群の住民の一部であり、それらのウェブサイトより利用者が多い2ちゃんねるに対する妬みも含まれていると見る向きもある。また、1ch.tvなどの利用者からも、上記のような呼称で呼ばれることがある。

2001年8月12日に東京・渋谷の株式会社アスキー本社で開催された「アスキーの西氏が取締役を退任」スレッドのオフ会で、西和彦が「2ちゃんねるは便所の落書きみたいなものだ[13]と、オフ会に参加していた当時の2ちゃんねる管理人ひろゆきの前で語ったことから、「便所の落書き」という異名が使われることがある。この名称は2ちゃんねる内でも利用されることがある。

他のウェブサービス・ウェブ上のコミュニティと比較して、2ちゃんねるは独特の文化を持っていることで知られる。

[編集] 匿名性

多くのウェブサービスと違い、システム上名前を入力することが必須ではなく、そのため書き込みをする人も固定の名前を使うより「名無し」で発言することが多い。

[編集] 独特の用語

[編集] アスキーアート


聖書の中でselfcontrolを示しています。人

[編集] 社会への影響と問題励起

2ちゃんねる発足当初はネット上でも関心は薄かったが、2000年5月3日に当時17歳の少年が起こした西鉄バスジャック事件が起きて以降、知名度は跳ね上がる。以下では、それ以降のものと考えてよい社会の影響、さらに2ちゃんねるおよび西村によって引き起こされた問題を分野別に整理して述べる(但し下記の『負の方向』だけでなく、『ボランティア』として行動する面があることも付記しておく。詳細は2ちゃんねらー#団体行動の項目のボランティアを参照されたし)。

[編集] ネットワーク社会への影響

日本における最大の匿名掲示板である2ちゃんねるは、良くも悪くも日本のネットワーク社会、それを構成する個々人に影響を与えていると言ってよい。

2ちゃんねる上で不評な企業・団体・作品・個人のサイトの掲示板やツイッターは、2ちゃんねらーと思われる訪問者により集中的に煽り・荒らしの被害を受けるケースが多く見受けられる。このため、2ちゃんねるからと思われる閲覧者をリファラやNGワード機能を用いてアクセス禁止にしているサイトもあるが、2ちゃんねらーに対する防御措置が、さらに煽り人たちや、荒らしに火をつけることもあり、根本的な解決策とはなっていない。その種の攻撃的な活動を行う2ちゃんねらーは、「ネットユーザーというものは、有名無名を問わず、個々の発言の真偽にあらゆる責任を持ち、適切な発言をするべきであり、不愉快な他者からの言動に対してはスルー(無視)すべきである」などの考えを相手に過剰に押しつけたり、それを建前にし て、相手に対する憎悪を徹底的にぶつける(サイトの閉鎖やツイッターの削除にまで追い込む)という傾向も見受けられる。

2ちゃんねるにおいては、あらゆる利用者が無知な若年層を法の範囲内で自由に騙れること、メディアリテラシー(情報リテラシー)における道徳に通じておらずとも安易に利用できることなどから、ある個人や団体に対して、匿名の集団によるリンチにも似た正義がヒステリックに振りかざされたり、匿名の集団による暴言の連鎖が娯楽になってしまう点で、制度的な問題があるとも考えられる。

また2ちゃんねるは、西村をはじめとした運営ボランティアおよびユーザのほとんどが、セキュリティに関する意識が低いといわれており[14]、アクセス量に対して管理者が少ないので、DoS攻撃やゼロデイアタックの実験場に適しているとも言える[15]2003年にはクロスサイトスクリプティングの手法で半角二次元板にブラウザクラッシャーが埋め込まれたこともある[要出典]。また利用者が急激に増加したため、ユーザのコンピュータ・リテラシーは平均して低いとされる[16]。近年は減少傾向にあるものの、しばしばブラウザクラッシャーへのリンクが貼られる。サーバのURLを2ちゃんねるに書くだけでも、ユーザーのアクセスが集中してDDoS攻撃となることもある。いずれにしても、総じてトラフィック上の負荷に与える影響は大きい。このため、2ちゃんねるのサーバはそのほとんどが安定性のあるTyan製マザーボードが用いられており、また膨大なネットワーク負荷に耐えるためにアメリカ・サンフランシスコ市内の、通称「365 Main」と呼ばれるインターネットエクスチェンジ網直結のインターネットデータセンターに設置されている。

[編集] 訴訟と賠償責務を抱える管理人

誹謗中傷や名誉毀損、第三者の個人情報、著作物の無断転載、薬物の密売情報などが書き込まれた際に削除依頼があっても、依頼者の望む対応が遅かったり、程度によって削除がされない場合がある。また独自の削除ガイドラインを守らない依頼者からの依頼は全く受け付けてもらえない[17]。現実の法律での不法行為だと明確でも、2ちゃんねるが勝手に設定したルールに振り回される申請者が多い。そのため、2ちゃんねるの管理人の西村に対する訴訟があとを絶たない。西村は代理人弁護士を立てず主張もしないため、認諾[18]したとみなされほとんどの裁判で敗訴している。さらに、最近は裁判に出席することさえしていないためその管理責任が問われている。インターネット・ホットラインセンターの2011年上半期の削除要請7528件中、無視されたのは3173件で、更にその9割以上(3000件程)を2ちゃんねるが占めたという[19]

なお、西村は

「僕は沖縄から北海道まで訴えられているので、自腹で日本中を回るか、1件100万円以上払って弁護士をつけるかなんです。でも『(裁判を)やらない』という選択肢をとったら何も起きなかった。これが現状。勝とうが負けようが、払わなければ一緒なんですよ」
「もし僕に金を払わせたいなら、国会議員に言って、そういう法律を作ればいい」[20]と主張している。なお、裁判に勝訴した原告がこの法的決定を用いた削除要請を行うことが少ないと言い、西村は困惑しているようである[21]。また、夕刊フジによると2007年1月12日、東京都の会社員男性(35)が東京地裁に対し「2ちゃんねるのドメイン(2ch.net)」を含む西村の財産仮差し押さえの申請をした。[22]しかし2008年12月現在、本件に関する何かしらのアクションはないのこと。

これまでには、2006年8月に同男性が、東京地裁に情報開示を求める申し立てをしたにも関わらず、西村博之が出廷しなかったこと[22]や、その件で同年9月に下った仮処分命令を、西村が放置していたことから、一日あたり5万円の延滞金を要求し、それが100日以上分に膨れ上がった、[22]という経緯がある。加えて16日には西村に対する破産宣告の第三者申し立ても行なった[23]。このように繰り返し警告を受けていても、西村本人が十分な対策を行っていないため、同じトラブルが繰り返されている。

ドメインは、2009年1月以降は第三者法人の所有となったことから、差し押さえはきわめて困難とされていた。しかし、2ちゃんねる内の書き込みを書籍化したものの印税が第三者法人ではなく西村に支払われていることから、両者は実質的に同一視できるという司法判断により、2010年1月に印税を差し押さえることで初めて損害賠償金が回収された。[24][25][26]

[編集] プライバシーと犯罪行為との兼ね合い

2ちゃんねるはその特性上、匿名の投稿によるプライバシーの暴露が頻発している。2ちゃんねるに限った話ではないが、総務省が匿名掲示板で度々発生する人権侵害事案に対処するため、「名誉毀損・プライバシー関係ガイドライン」を改訂、書き込まれた内容について被害者本人に代わって法務省人権擁護局が削除を要請出来るようにする方針を決めた。このガイドラインに基づき、各地の法務局の人権擁護課が未成年犯罪者の実名掲載などの削除要請を行っている。

これに対して西村は、

無関係の一般人のプライバシーが公開されることに関しては無条件に削除するべきだとは考えますが、犯罪者の疑いの強い容疑者に関しては、一般市民と同レベルの権利が保証されるべきとは思えません。
また、一般市民と同レベルのプライバシーが保証されるのだとしたら、今回の犯人以外にもプライバシーが公開された被害者がいるわけで、そちらの方々にも同等の救済措置をすべきだと考えます。
一般の人への救済措置を差し置いて、容疑者の救済措置を優先するというのが法務局の考えなのでしたら、従う用意はありますが、この件に関しては明確にお答えを頂きたく考えています。

と述べ[27]、要請に応じていない(法務省もこれに対する明確な答えを出していない)。

少年法の観点からは、法務省側の対応は至極当然ではあるのだが、西村の主張も含むところがある。ただし、日本は法治国家であり、例え悪法であったとしても有効なうちは厳守すべきで、代議士を選任し立法することで解決すべきであり、法律を前提にするならば、西村の主張は破綻をきたしているとの批判も存在する[誰によって?]。しかしながら、西村の先述の主張は法律やその運用のありかたがおかしいのでは、という思想が明白に含まれている。

さりとて、「そもそも犯罪を犯したかどうかわからない人物の顔写真が晒されるケースがある[28]以上、西村の発言は責任逃れ以外の何物でもない」との批判もある[誰によって?]。実際に誤認だったケースとして、佐世保小6女児同級生殺害事件が挙げられる。事件に先立って、無関係な女児の名前が多数掲示板に書き込まれており、その女児らは自殺願望を抱くほど精神的被害を受けたといわれる[要出典]。このようなケースへの対応は、いかにプライバシーを保ちつつも冷静かつ厳格な判断が要求される。これは、対応をほんの少しでも誤れば最悪の場合、時間の経過以外に被害拡大を止められなくなるためである[29]

また、法務局が削除要請を行うことで、かえって本物とのお墨付きを与えてしまうのではないかという意見もある。

[編集] 犯罪予告と投稿監視

西鉄バスジャック事件以降、誘発されるように犯罪予告を書き込んで逮捕される人間や、それを実行に移し逮捕される人間が現われる。また、爆破・殺人の予告書き込みによる逮捕者を輩出しているため、大きな事件があると、各板で頻繁に書き込まれている殺害・襲撃予告と事件の関連性を関係機関がチェックしているとされる他、警察庁のサイバーフォースが定期的に検索を掛けている。また明らかにいたずら目的と思われる些細な犯罪予告の書き込みでも、他のユーザーが運営側などに通報して(「通報しますた」)逮捕などに至ることがあり、多くのユーザーの間では犯罪予告は禁句となっている。犯罪予告であるというだけでは2ちゃんねるでの削除基準に触れないし、証拠保全すべきものとして扱われているので、犯罪予告を 削除依頼してもまず削除されない。ただ、一部の監視が頻繁に行われている板では、管理人が犯罪予告と判断したスレッドを強制的に停止するという措置もとられている。

その後は秋葉原通り魔事件を受けて2008年にサービスを開始した予告.inに通報・自動通報されることで、ある程度は抑制・逮捕することが可能であるが、抑止にまでには至っていない。

さらに、デマや悪意のある書き込みで企業が不利益を被らないよう、それらの監視を専門とする部署を設けたり監視を外部に委託する企業が、大企業を中心に増えているとも言われており、実際に、たとえば大手広告代理店の電通がガーラと組んで、掲示板における自社に関する書き込みを監視、通報するシステム「電通バズリサーチ」を顧客企業に有償で提供している[30][31][32]。これらの2ちゃんねるを使ったサービスの提供により利益を得ることは、ユーザーや運営側も当初から問題視されており、トップページ([33])の下部にもそれに対する注意を喚起する記載がある。


なぜ彼は私を愛してdosent ?

[編集] 特定の国家や団体・集団に対する批判方法を巡る論議

一部の「板」や「スレッド」において、"特定アジア"と称される中華人民共和国(中国)、大韓民国(韓国)、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の三国およびその国民に対して、時には、差別的用語を使用するなど相互の批判の応酬があまりにも激しいとの指摘がある。これらの批判は開設当初は目立った動きではなく、むしろ避けられたためハングル板などに隔離されていたのだが、時代と共に2ちゃんねる内だけでなく社会的にもその内容がかなり一般化していった[要出典]。そのため、これに関しては、本来覆い隠されていた真実が広がっただけであるとの反論がある[要出典]。また、ウィキペディアに対しても、事実に反する内容を是正するため、あるいは、報告するためのスレッド[34]やまとめウィキ[35]が存在している。

その他、同和利権などを理由にした同和、創価学会・公明党や新興宗教への批判、学歴による差別(特にブランド大学至上主義、「高卒や中卒=まともな人間でない」というレッテル張り)、精神障害者や知的障害者に対する差別(『キチガイ』や『池沼』などの差別用語の連発)を含む書き込みがなされることがある。ただし同和関係に関しては人権問題板以外ではタブー視されている(あからさまに同和地区を書くと削除されるため、人権問題板に於いてすら大量の削除跡が残り、伏せ字や当て字で書くことが一般的である)。これは前身のあめぞうの閉鎖原因の一つに、同和問題があったためと考えられている。荒らしや気に入らない意見を書き込む人を障害者呼ばわりする者もいる。地理お国自慢板で見られるような地域対立感� ��(特に関西地方などへの罵倒、東京至上主義、県や都市同士での罵倒)も各板で噴出しており、ことあるごとによその地方住民たちを侮辱している。また、一般ユーザが作成するレスやスレッドばかりでなく管理人が直接作成する板の中にも「地下アイドル(AKB48)」というような差別表現を含み、特定個人・団体を誹謗・中傷する名称の板が存在する。

これに対し、差別や偏見を臭わせる書き込みは、2ちゃんねる以外のYahoo!掲示板などにも見られるほか、掲示板以外の場でも差別、偏見は存在する。差別や偏見は社会現象として表れるものであり、そうした書き込みが2ちゃんねるで見られるのは社会現象の反映でしかなく、2ちゃんねるだけを差別、偏見の場と主張するのはおかしいのではないかとの主張がある(しかしYahoo!掲示板など、一部の匿名性の高い掲示板で、時にモラルを欠いた書き込みがなされる傾向があるのは、2ちゃんねるが元凶であるという指摘もある)。また、2ちゃんねるの利用者は1000万人以上もおり、様々な思想を持った人間が存在することから、その中から一部の極端な例だけを取り� �げて差別、偏見、罵倒の温床と批判すること自体が、2ちゃんねるを差別と偏見の目で見ているのではないかと主張する意見もある[要出典]

[編集] 少年・児童に対する教育上の問題

2ちゃんねるは、18歳未満の閲覧が望ましくないとされている「エロ(性愛)」・「グロ(奇怪)」・「バイオレンス(暴力)」サイトではないが、全ての掲示板で「アダルトサイト」かと見まがうような、「出会い系サイト」などの広告を多数掲載している。[要出典]これらは18歳未満の少年・児童が2ちゃんねるを閲覧する際や、あるいは検索サイトの検索結果にも引っ掛かってしまい、必然的に目に入ってしまうため、彼らに過剰な性的分野への興味を抱かせる恐れがあることや、情報の真偽や価値を見抜く力をまだ十分に持たない場合(これは少年・児童だけに限らないが)には大きな悪影響を受けてしまう危険性があること、出会い系サイトを媒介して事件性を持つ少年被害が散見される現状をかんがみると、何らかの規制が必要ではないかとの意見がある[誰によって?]。実際に、キッズgooなどの一部の検索エンジンではフィルタリングされており、フィルタリングソフトでは「掲示板」カテゴリに入っている。ゆえに実際には児童らは自由に2ちゃんねるを閲覧できる環境がほとんどであるといえる[要出典]。西鉄バスジャック事件の犯人が「ネオむぎ茶」のハンドルネームを使って多数の投稿を行っていたことや、中学生時代から2ちゃんねるに入れ込み諏訪地方連続放火事件を起こした「くまぇり」と自称する容疑者など、折に触れて2ちゃんねると少年・児童の人格形成との関連性が取り沙汰されている。また、誹謗中傷だけでなく不謹慎、卑猥な書き込みも見られる。

2007年2月にWebフィルタリング業者ネットスターが発表した調査によると、「小・中学生の2ちゃんねる利用率は12.2%」[36]という結果が出ており、すでに小・中学生の1割以上が「2ちゃんねらー」であるとする統計がある。上記のアダルト広告による悪影響への危惧はもちろん、一部の「板」において見られるような殺伐とした雰囲気を身に付ける危険が強いほか、他者への誹謗中傷をいとわなくなったり、ネットいじめや荒らし行為を通じて排他的・破壊的行動を行うことに快感を覚えるようになる危険性があるなど、成長期にある彼らの人格・精神の形成上、非常に好ましくないとする意見もある[要出典]

ネットワーク社会への影響でも述べられているように、特に「嘘を嘘と見抜く」メディア・リテラシー能力は情報化社会で生き抜くには必須の能力であるのは確かであり、(方法の是非はともかく)その習得自体は好ましいものである。しかし、その過程で嘘の情報を信じ込んでしまったり、意見や考え方が偏ってしまったり、人間不信になってしまったり、ネット中毒(インターネット依存症)になってしまう可能性もあるため、リスクがあることを理解し、自分や周囲の人間も含めて利用には細心の注意が払われるべきであろう。

[編集] 社会の反応

以降では、社会の反応について、功罪両方の面を交えて記述する。

[編集] 好意的な利用法

2ちゃんねるはありとあらゆる情報に関する板があり、交換される情報は多種多様である。消費者や技術者などが商品・サービス・技術などに関する情報を交換するCGMサイトとして利用されている板や、学問上の議論に利用される学問カテゴリもある。しかし、それらが厳密な意味で「公正で偽りのない情報交換の場」、あるいは「明確な目的を持った学術的な討議の場」として機能しているとは言い難いのが現状であり、利用者の良識に委ねられる。

最近では2ちゃんねらーの動向を見てマーケティングに活用する企業や、さらには人海戦術を使って大宣伝を行う企業も出てきていると言われている[要出典]が、実際のところは不明である。たとえば、化粧品メーカーや服飾メーカーなどでは2ちゃんねるに投稿された商品に対するコメントを、「貴重な消費者の意見」として収集、及び製品開発に反映させていると言われることがある[要出典]が、「署名付きの直接的なはがき・電子メール・電話による消費者の意見よりも貴重である」と捉えられているかどうかは不明である。

とはいえ、2ちゃねるの内部で検証可能かつ有用なコメントが寄せられることもある。たとえば、経営危機に陥っている中小企業に対して2ちゃんねるを利用する投資家、法律家(掲示板の性質上あくまで自称ではあるが)が無料で助言している場面も見られることがあり、この傾向は特にコンピュータ系の板で強く、ソフトのバグ報告、評論の素早く(ネット上のコミュニティであることの必然性である)、例を挙げるなら、ソフトウェアの日本語訳を、物によっては開発会社へ連絡を取り行なわれたこともある。その後は、企業の広告や書籍・アニメ[37]・ゲームに、2ちゃんねる用語や、2ちゃんねるのネタなどが使われるケースが急増している。

また、極めて少ないものの、学問的な貢献の例としては、韓国の黄禹錫によるヒトの胚性幹細胞(ES細胞)の捏造の発見に、韓国の掲示板と共に貢献した(2005年12月)ケースがあり、福岡大学のNTPサーバへのアクセス集中問題の公表・解決に貢献したことがある(2005年1月)[38]例がある。

また、災害時などの情報蓄積・提供サイトとしても利用されており、2004年10月の新潟中越地震では、Yahoo掲示板や地震情報まとめサイトなどとともに個人レベルを中心とした情報提供に活用された[39]。地震速報板などの地震専用板も常時開設されている。

[編集] 政界と2ちゃんねる

政党レベルでは、2000年5月10日に民主党の菅直人が、菅を騙った人物のものと思われる「民主党の菅直人からみなさまにお願い」という書き込みを削除するよう、弁護士を通じて2ちゃんねるに通知書を送付している[リンク切れ]民主党・菅直人氏より2ちゃんねるへの通知。

その他、鳩山由紀夫などは「よく見るウェブサイト」として2ちゃんねるを挙げていたが、現在も見ているかどうかは不明である。2007年の総裁選後に麻生太郎は、「自分は2ちゃんねるにたまに書き込む」と語っている。選挙の時期が来るたびに維新政党・新風を応援する書き込みが多く見られるが、獲得議席はいまだ0で、供託金を没収され続けている。又吉イエスも同様の傾向である。また特定の政治家や企業などのイメージダウンを狙った意図的なデマも頻繁に書き込まれている。与野党を問わず政党を中傷する怪文書も日常的に流布されている。選挙のシーズンになるとこの傾向は一層に強くなる傾向にある。だが、特定の政治家への告発も事実の場合もあり、例えば、2007年の統一地方選挙では2ちゃんねるでの東京都世田谷区の区� ��会議員候補に対する経歴詐称の告発が当選した区議会議員の辞職勧告決議採択に発展し、議員辞職に追い込んだ例もある[要出典]。しかし、2007年の統一地方選挙の時期には、「反日団体が総がかりで応援しています」として、民主党を批判するソースのない情報が各板に大量に書き込まれた。また、「社民党の福島瑞穂が朝まで生テレビで『警察官は拳銃を使用せずに丸腰で犯人逮捕に向かうべき』と主張した」というソースのない情報も大量に発信されている[40]。このほか、朝日新聞関係者による差別書き込みが確認されており(朝日新聞社員2ちゃんねる差別表現書込事件)、毎日新聞や産経新聞の関係者がfusianasanに引っ掛かるなど、マスコミ関係者の会社内PC経由の利用も確認されている。現在、2ちゃんねるでは政治に関するコピペは1resでも規制される事になっている。

[編集] メディアの反応

日本のマスメディアにおいて、各種メディアで「インターネットの掲示板で -」と報じられた場合は、多くの場合2ちゃんねるを指している。ただし、2ちゃんねる以外の電子掲示板の場合もあるのでこの点には注意が必要である。


また、2004年以降、テレビ番組でも2ちゃんねるや2ちゃんねらーが取り上げられるケースが増えてくるなど、一般的な2ちゃんねるのイメージが変わりつつあるとされる(ただし、必ずしも良いイメージとは限らない)。TBS系「Pooh!」やフジ系「EZ!TV」などの番組で紹介されるとともに、ハンドルネームを名乗って利用する者が顔出しで登場し、その度に実況板は利用者過多によりサーバが停止する程の祭りになった。また、芸能人が2ちゃんねるを利用していることを公言したり、青木さやか、長井秀和、南野やじなどのお笑い芸人がネタとして用いたり、品川庄司の品川が自身を「つまらない」と書かれた際「そんなことないよ、品川庄司おもしろいよ。」と書き込んだら「コイツ品川っぽくね?」と書かれたことを「行列のできる法律相談 所」で明かしたり、爆笑問題が自身のアスキーアートを褒めたりするケースもある(ただし爆笑問題の太田光は2ちゃんねらーについて、匿名で人を攻撃するのは卑怯であるとの旨を述べており、2ちゃんねる全体を肯定しているわけではない)。

すべてがそうではないが、芸能リポーターや夕刊紙、週刊誌が芸能ネタを探すのに利用していることもあり、それを逆手に取って架空の交際ネタや交際写真をわざわざ作ってリポーターなどに掴ませ、笑い者にしている例もある。特にアナウンサーがらみの交際ネタが多いとされる。妄想の巣たるアナウンサー板から多く発信されている。アナウンサーと他のアダルト画像を合成したアイコラ画像も2ちゃんねるから結構出ており、それがテレビ局主催イベントでの過度の撮影規制の原因になっているとも言われている。

保守系論壇誌『諸君!』(文藝春秋)連載の「麹町電網(インターネット)測候所」は、ほぼ毎号2ちゃんねるを中心にした内容であり、進んで2ちゃんねるとの連携を図っている。後述する他のサイトなどの反応の、中道 - 右系の思想の政治系サイトと類似している。『文藝春秋』は『週刊文春』で2ちゃんねらーが嫌う有名人や団体などを批判したりしているので、新潮社と同様2ちゃんねると基本的に関係良好と言える。また、J-CASTニュースのようなインターネットニュースサイト(ミドルメディア)が2ちゃんねるの話題を取り上げることが多く、ネット上で「名無し」が指摘、推測した事実や噂を、「オフィシャルな情報」化するという役割を担う場合もある。2ちゃんねるを批判するメディアは比較的少ないが、例外として毎日新聞が2007年1月1日に特集連載「ネット君臨」の第1部「失われていくもの」で、2ちゃんねらーの囃し立てた"死ぬ死ぬ詐欺"を、『難病児募金あざける「祭り」』と題して紹介した。赤報隊事件を賛美し、時効を喜んだ書き込みな� ��を取り上げたことはあるが、2ちゃんねる自体への批判ではなく、社会現象として取り上げる傾向にある(もちろん、望ましくないという態度は取っている)。しかし、奈良小1女児殺害事件などに関する犯罪報道では、確たる証拠もなく2ちゃんねらーが犯人ではないかと疑わせる報道を行うこともあった。なお、関西のメディアは2ちゃんねるを批判している。主に朝日放送のムーブ!や読売テレビのたかじんのそこまで言って委員会などが挙げられる(本音を重んじ過激さを追求する在阪局と抗議や圧力を恐れる在京局との違いである)。極めて稀な例ではあるが、メディアが何気なしに報道したものが2ちゃんねる内で爆発的に定着したものもある。「ニート」がその代表例で、フジテレビ系「情報プレゼンター とくダネ!」でニート特集をした際、映っていた人物の顔や発言が極めて特徴的だったので、その人物のアスキーアートが発言付きで作られ、顔や発言が他の物に差し替えられた変造版も含めて、「ニート」という言葉は瞬く間に2ちゃんねる中に定着していった。

[編集] 2ちゃんねる内の反応

全ての2ちゃんねらーが、メディアなどで恣意的に取り上げられる事を快く思っているわけではない。2ちゃんねるに関心を持ってやって来る新参者が短期間で増える事によって、程度の低い、「空気を読めない」利用者が増えることが懸念されているからである。西鉄バスジャック事件以降の一時期、新参者が急激に増加した事からそのような声が増え、当初の2ちゃんねると比較すると議論・情報等の質が悪くなったとの指摘がある(もちろんその逆に、幅広い意見が出るようになったとの意見もある)。これらのことを嘆き「昔の2ちゃんねるの方が面白かった。」などと過去を懐かしむ古参2ちゃんねらーも見受けられる。また、メディアの行うネットアンケート(あるいは世論調査)にも関心が高いが、投票の呼びかけや「田代砲� �と呼ばれる多重投票ツールなどで、アンケートへの組織票を投じて当事者を混乱させてしまうことがままある(「田代砲」は、『TIME』誌の「PERSON OF THE YEAR」のウェブサイト上の投票で、田代まさしを1位にする田代祭において初めて使用された)。政治的には、「ETV2001」問題に関する毎日新聞のネットアンケートとTBSラジオ「荒川強啓 デイ・キャッチ!」テレゴングアンケートの対称的な集計結果に見られるように、右派系に有利にするよう介入するケースが目立つ(もっとも、アンケート主催者側による恣意的な操作があるとの指摘もある)。2003年のオールスターゲームファン投票では、3シーズンにわたって一軍登板のない川崎憲次郎投手(当時中日ドラゴンズ)への投票を大々的に呼びかけ、ついに川崎は先発投手部門の1位となる川崎祭が起こった(オールスター選出は川崎が辞退し、2位の井川慶(同、阪神タイガース)が繰上選出)。翌年からオールスターゲームのネット投票では個人情報の登録が義務づけられた。2004年のライブドア新球団設立の際、公式サイトで球団名を募集したところ2ちゃんねらーの所為と思しき悪ふざけ投稿が横行し、結果的に応募名ラン キングベスト100の公開を中止する事態となった(このうち「したらばメンテナンス」は、ライブドアが買収した「したらばJBBS」がメンテナンスを頻繁に行うことを皮肉った名前と言われている)。以上のように、一部の2ちゃんねらーの中には、一連の投票行動は投票者達の意図とは異なるが、結果として単なる迷惑行為ではなく、ネットアンケートの問題点を端的に指摘し、改善を促す役割を生じさせていると主張する者もいる。

また、犯行予告などの犯罪行為をする人間が後を絶たないため、2ちゃんねるの運営体制に犯罪を誘発させるなどといった社会的悪影響があるかどうか、現在でも2ちゃんねる内にある批判要望板などで議論の対象になっている。もっとも、批判要望板は、うるさいクレーマーを隔離するためのものとの認識が利用者にはあり、そこでなされている批判要望的な意見で改善されることは少ない。

[編集] 他のサイトなどの反応

閲覧のみのユーザまで含めると1100万人~1200万人に及ぶとされるだけあって、2ちゃんねる閲覧者と見られる、もしくは自称するサイト管理者は多い。特にテキスト系サイトなどでは、2ちゃんねる用語やその系統の顔文字を多用している所が非常に多く見られる。他の掲示板上やblogに無意味なアスキーアートを(単に妨害や嫌がらせのために)貼る、議論を挑んだあげくに反論を無視して好き勝手に書き込む、2ちゃんねる用語で相手を侮辱するなどの各種迷惑行為を行う人間も存在するため、2ちゃんねるを利用しない他のインターネットユーザーから嫌悪されていることも多い(荒らしも参照)。特に、議論が活発になりやすいBBSではハンドルネームを全く入れることなく、あるいは名前入力欄に適当な文字を入力(捨てハン)しての書 き込みばかりになり、結果2ch利用者ばかりが集まってしまい、投稿者名がほとんど「匿名希望」であるなどほぼ2ch化してしまっているBBSもある。一部掲示板では、2ちゃんねるで使われている固定ハンドルをNGワードに指定するところもある。逆に、政治系の掲示板やblogでは2ちゃんねらーと連携して情報収集をしたり(上記「メディアの反応」も参照)、情報の補完をする例(スレッド・レスの完全引用から、あくまで「参考資料」程度にとどめるものまで、補完のパターンは数多い)もある。一般的に中道 - 右派思想の政治系サイトではその傾向であり、左方向のそれでは前述のような迷惑行為もしばしば見受けられる。その対抗策としてパスワード制にしたり強制IP表示をする政治系の掲示板やblogもある。

前述のように、J-CASTニュースのようなインターネットニュースサイト(ミドルメディア)も2ちゃんねるの話題を取り上げることが多く、2ちゃんねるで書き込まれた事実や噂を、「オフィシャルな情報」化するという役割を担う場合もある。

2ちゃんねるを舞台とした、流出した情報の積極的な公開、個人情報の特定と公開が行われていることから、2ちゃんねるにアクセスする・アクセスされることを「悪意のある行為」とみなすネットワークやネットワーク管理者は多い。例えば、mixiではリファラが2ちゃんねるであるアクセスは全て悪意によって行われた個人情報の公開とみなして、そのアクセスを拒絶する機構が設けられている。この措置はmixiに限らず多くのブログで採用されている。しかし実際のところ、多くの2ちゃんねる利用者が使っている2ちゃんねるブラウザでは、吐き出すリファラが通常のブラウザを使って2ちゃんねるからアクセスした場合と違うため、ほとんど意味がない。またいくつかの管理委託型アプリケーションファイアーウオールでは2ちゃんねるへ� ��アクセスを「違法なサイトへのアクセス」に分類しブロックしている。ネットワーク管理者自らが積極的にプロキシーに設定を行い、2ちゃんねるへのアクセスを遮断することは珍しくない。また2ちゃんねる自身も荒らし対策などのため、プロキシーを介した書き込みをすることがほとんど出来ない(閲覧のみは可能なことが多い)。


  • 2003年6月27日には、2ちゃんねるのサーバ会社に複数の男が侵入し、脅迫により2ちゃんねるの閉鎖を要求した。社員の安全を考えたサーバ会社はレンタルサーバ板を休止したが、2ちゃんねる管理人、西村博之の判断ですぐに再開された。
  • 一部ウイルス対策ソフトの誤作動を起こすコードがそのまま書かれることがあるが、短時間でリロードを繰り返して読む傾向が強いスレッドなどでは頻繁にチェックが入り対応へのわずらわしさからスレッドが過疎化することがある。進展してほしくない話題などのスレッドに貼ることによりスレッドの進行を鈍らせたり検索サイトへの登録がされないようにしたりするなどの手段が存在する。
  • 2ちゃんねるの被害を受ける危険性があるのは何も部外者だけでなく、当の2ちゃんねらーも個人攻撃の標的にされる可能性がある。2ちゃんねるでは固定ハンドルに対する「叩き(集団による中傷)」が横行しており、標的にされた利用者は酷い場合は数年にもわたって中傷され続けることがある。
  • 上述された問題点から、2ちゃんねるやそれと同様のシステムによって運営されているウェブサイトの存在に反対しているブロガーがネット上で活動しているが、それらのブログは度々、2ちゃんねらーから嫌がらせを受けている。
  • 固定ハンドル叩きはスレッドや板本来の趣旨から逸れていってしまうことが多く、結果的に荒らすことが可能になるため、2ちゃんねる開設当初からユーザーより問題視されていた。この対策のため運営側は比較的初期から(旧)キャップ制度を設けて固定ハンドルを他人が騙ることを防止させた。また逆に固定ハンドルを名乗ったり目立つ書き込みを名無しで行い、一方では他人を装った名無しで自作自演により前者を構うことによってスレッドを荒らすことも横行していた。この防止のためにID制度が導入された(板の設定による)。これでもスレッド荒らしのために固定ハンドルを名乗ったり、固定ハンドルを叩くことが横行しているため、運営側は固定ハンドルに対する中傷を書き込むことを目的とした最悪板を設け、固定ハンド ルを叩くのを最悪板以外では禁止した。
  • さらにiモードの普及と携帯電話への対応によって携帯電話とコンピュータとの2つのIDを持つことが平易になったため、この2つの区別が出来るようIDの末尾に携帯電話からの書き込みには「O(オー)」、コンピュータの書き込みには「0(ゼロ)」が付くようになった(ただし板の設定によって付かない場合がある。公式p2を介して書き込むと、末尾はPになる)。このため携帯電話とコンピュータを両方使った自作自演がしばしば指摘されるが、実際のところどれだけそのようなことをしている者がいるかは不明である。
  • トップページの壷の画像は、イベントや各種出来事に連動して変わることがある。例えば、新潟県中越地震発生時は、被災者救援のために使い捨てカイロを差し出したモナー(マスコットキャラクター)を大きく表示し、壷は小さくなっていた。過去には鳥羽僧正の『鳥獣人物戯画』などが使われた[41]。auの携帯電話「PENCK」のフォント無断使用疑惑が浮上していた時期には、同商品を皮肉った画像を表示したこともある(KDDI側は、後日フォント無断使用を認めて謝罪した)。2005年9月に発生したのまネコ問題以降は、FLASHで表示されている壺をマウスのカーソルで触れると、モナーが壺を守るかのように出てきていた。が、個人情報を公表されたユーザー(後述)が2ch(正確には2ちゃんねる管理人であるひろゆき)を訴えたことによる閉鎖騒動が起こっていた時、壺には「この壺を損壊し、または無効にしたものには刑法第96条により処罰されます。賠償金滞納差押物件 赤羽地方裁判所」と書いた赤い紙が張ってあった(外部リンク:当時の壺)。しかし、赤羽地方裁判所は実在しない。現在、赤紙は撤去されている。
  • 2ちゃんねるに書き込みを行うウイルスがあり、一時は掲示板の機能が麻痺するほど流行することもある。このウイルスの対策のため同人板など一部の掲示板では名無しで書き込むことが出来ない。

[編集] 関連書籍

[編集] 関連項目

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